http://www.math.nara-wu.ac.jp/chiiki/kouza/kouza2007.html

奈良女子大学数学科公開講座
8月7日(火)

10:00〜12:00 小磯 深幸 シャボン玉はなぜ丸いか --- 平均曲率一定閉曲面に対する一意性定理とその一般化 ---
 シャボン玉をモデルとする数学概念として平均曲率一定曲面と呼ばれるものがあります.体積が等しい立体の中で表面積が最小(あるいはより一般に,極小)であるものの表面は平均曲率一定曲面となります.本講義では,このような立体は球に限るということの証明の直感的説明を行い,さらに,この理論の応用について述べます.
13:00〜14:30 柳沢 卓 関数概念の変遷
 「関数」という概念がどのような形で現れ(使われ)、微分積分学の主役になっていったのかを振り返ってみることが出来ればと思っています。
14:45〜16:15 上田 勝 有理直角三角形と合同数をめぐって
 有理数の長さを持つ直角三角形の面積である合同数について,さまざまな数論の予想(+定理)などと関連付けて話をしていきたいと思っております.
16:20〜17:00 懇談会(自由参加です)
講師や数学科スタッフと受講者とのささやかな懇談会を行います。その日の講演内容について、また日頃疑問に思っていることなどをざっくばらんにお話しください。