国際日本文化形成センター

奈良県立図書情報館といえば、奈良時代に大安寺という東大寺建立以前において、国際日本文化形成センターが所在していた場所である。
ここで、日中通信社http://long-net.com/の『聴く中国語』というCD付の雑誌を視聴していると万感の思いに襲われる。
レッドクリフと何度か聴いても「赤壁の戦い」というイメージが浮かばないほど、中国語と漢字の存在は英語の歴史以上に重い。これまで、ラジオ第2放送をBGM代わりに聴きながら室内で作業をしていたが、各科目が15分単位になって意識が分散されてしまう上に、「みんなの歌」や下がる一方の株式市況や気象通報、ラジオ体操などが流れてきて、聴きごこちが悪い。
毎月、数千円を費やしでテキストを悉皆購読していたが、分類するのも疲れて室内の乱雑さを増大させる結末となっている。
テレビの韓国語講座やアラビア語講座は面白いが別にテキストがなくてもよかろう。
語学、とくに、中国語に関してはスピードと容量が決め手であると思う。不特定多数の聴衆を意識したテレビ番組一年分以上が一ヶ月分の雑誌に詰まっている。
汗牛充棟とした部屋で一字一句を追う学者には到底なれない散漫なわが猫の目のような意識を大海原に向けさせるのがこの中国語の速度なのだ。
CD付月刊誌にシフトすることを決意した。