花岡大学生誕100年記念事業

http://www.town.oyodo.nara.jp/guide/event/hanaoka_seitan100.html
花岡大学さんは大淀町佐名伝出身の児童文学作家です。
 「つめたい月の光で、こうこうとあかるい、夜ふけのひろい空でした。」ではじまる
 代表作『百羽のつる』は国語の教科書に取り上げられ多くの人々に親しまれています。
 また、「がまぼとけ」等の仏典童話は、大学さんが仏教の経典の一行から物語を考え創作されたそうです。
 今年度は、大学さんの生誕100年にあたります。
 いつの時代にも通じる花岡童話にちょっとふれてみませんか。

花岡大学生誕100年展
日時 平成22年1月18日(月曜日)〜2月1日(月曜日)
(火曜日は休館日です)
場所 町文化会館 小ホール
内容 花岡大学さんゆかりの品々の展示
入場料 無料


みんなで朗読する会
日時            平成22年1月30日(土曜日)午後1時から
場所 町文化会館 あらかしホール
内容 映画上映 『春風の子どもたち』
朗読ボランティアと中学生による「朗読」
・百羽のつる
・目がさめたらいおんの王さま
・アマリリスのような女の子
・おうむの王様
・かたすみの満月
・すいれんの花
野呂昶(さかん)(詩人)によるお話
花岡大学の魅力〜その出会い〜』

入場料 無料


朗読を聞く会
日時            平成22年1月31日(日曜日)午後1時から
場所 町文化会館 あらかしホール
内容 映画上映 『春風の子どもたち』
大淀高等学校演劇部・吹奏楽部による「朗読」
・百羽のつる
・ぎゅうにゅう駅
俳優 苅谷俊介による「朗読」
・赤いみずうみ
・がまぼとけ
野呂昶(さかん)(詩人)によるお話
花岡大学の魅力〜その文学〜』

入場料 500円
備考 温かな汁物のおもてなしもあります。

チラシはこちらからご覧いただけます。[ 1.5 メガバイト]



花岡大学さんとは・・・
 花岡大学さんは、宮沢賢治と並び称される児童文学作家です。
1909年2月6日に大阪市で生まれ、2歳から16歳までの幼少年時代を佐名伝で過ごし、龍谷大学予科から文学部史学科に学び、西本願寺で得度しました。
 26歳から27歳まで大阪府南河内郡天野小学校の代用教員を勤めながら童話作家連盟を結成し、同人雑誌「童話作家」を発行しました。続いて大阪市布施第三小学校訓導として勤務し、福田定一さん(のちの司馬遼太郎さん)の夫人となる福田みどりさんを教えました。
 翌年、臨時召集を受けて入隊。ここで、東大寺長老を務めた清水公照師と親交を持ち、以後、終生にわたり交友を深めました。1940年、天王寺中学校で2年間教諭。1942年臨時召集で中国を転戦。1946年山口県山崎港に復員。翌年吉野女学校(大淀高等学校)に勤務。
 1964年までの17年間に、棟方志功さんの装丁による「花ぬすっと」を百華苑から出版。『かたすみの満月』(小川未明奨励賞)、『ゆうやけ学校』(小学館文学賞)と活発な創作活動の傍ら、川村たかしさんらと共に『近畿児童文化』を発刊。
 また、司馬遼太郎さん他の寄稿を得て同人誌「吉野風土記」の刊行を続けました。
 1971年に京都女子大学教授に就任した頃から仏教経典に題材を求めた《仏教童話》を多数創作。
 1973年からは個人雑誌「まゆーら」を刊行。                             
 1977年に正力松太郎賞受賞。                                    
 1980年には西本願寺教学助成財団名誉総裁賞受賞。同年佐名伝の梨山に「花岡大学童話碑」が清水公照師の揮毫を得て建立されました。
 1988年1月29日御逝去。

映画『春風の子どもたち』
 中学校三年生の円空を筆頭に、円忍・円雲・円海、そして小学校一年生の円月という5人の兄弟、いずれおとらぬヤンチャ小坊主が大活躍します。
 山奥の貧乏寺の住職夫婦とその子ども達がかもし出す春風のように温かな物語。
 大学さんの作品を基に、兄弟愛と親子の愛情がユーモアとペーソスを交えて書かれています。

詩人 野呂昶(さかん)さん
 詩人 野呂昶さんは、『かたすみの満月』を読んで、「文学をするとは心のうちから、そして自己とは何かを問うことである。」という発見を得て、大学さんの自宅を訪ね、当時55歳の大学さんと27歳の野呂さんの師弟の関係が始まったそうです。滋賀県湖南市在住。
 滋賀県では野呂さんの作品が国語の教科書に掲載されています。

苅谷俊介(かりやしゅんすけ)さん
 苅谷俊介さんは、俳優であり、日本考古学協会会員でもあります。
 西部警察の源田刑事役を演じたり、最近では倭国女王・卑弥呼の宮殿の可能性が指摘される大型建物跡(3世紀前半)が発見された桜井市纏向遺跡で行われた現地説明会の案内役もされています。
 苅谷さんが朗読する「赤いみずうみ」と「がまぼとけ」を是非お楽しみください。


折り鶴募集中!
 花岡大学生誕100年展の会場に「百羽のつる」にちなんで、大淀町の人口約2万人分の折り鶴を飾ります。
ぜひ折り鶴のご協力をお願いいたします。(紙・色・大きさは皆様にお任せいたします。)
 平成22年1月8日(金曜日)までに大淀町教育委員会(役場3階)または大淀町文化会館にお持ちください。
とのこと。


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横山氏が無投票再選 香川・三豊市長選
2010.1.18 02:52

このニュースのトピックス:選挙・香川
 任期満了に伴う香川県三豊市長選は17日告示され、現職で無所属の横山忠始氏(61)が無投票で再選した。同日告示の市議選(定数26)は35人が立候補し、24日に投開票が行われる。

 再選が決まった横山氏は、同市詫間町の選挙事務所で支持者らとバンザイをしたあと、2期目の抱負を語った。今回の市長選で事業外部評価制度の導入、子育て支援、産業振興など10カ条のマニフェストを示しており、「これまでの4年間は、合併7町の一体化など守備的姿勢でやってきた。次の4年間は、三豊市民が一丸となって産業、交流など市外に打って出る、いわゆる攻撃型にシフトしていきたい」と語った。

 市議選に立候補したのは現職28人、新人7人。党派別は公明、社民各2人、共産1人、無所属30人。投票は24日午前7時から午後8時(島嶼(とうしょ)部は午後6時)まで市内37カ所で行われ、同日午後9時から同市高瀬町総合体育館で即日開票される。

 16日現在の選挙人名簿登録者数は5万9214人(男性2万8106人、女性3万1108人