奈良山(ならやま)瓦窯跡

生物多様性の日


以下
京都新聞から(地元奈良の新聞HPではさっぱり状況がわからなかったので)
木津川の4カ所追加 文化審答申
平城京向け瓦生産地の史跡

 平城京へ瓦を供給していた鹿背山瓦窯跡(2008年12月、木津川市鹿背山)
 国の文化審議会(西原鈴子会長)は21日、奈良時代平城京へ瓦を供給した史跡「歌姫瓦窯跡(うたひめかわらがまあと)」(木津川市奈良市)に、木津川市内の4カ所の瓦窯跡を追加し、名称を「奈良山(ならやま)瓦窯跡」へ変更するよう川端達夫文部科学相に答申した。

 追加するのは音如ケ谷(おんじょがだに)、市坂(いちさか)梅谷(うめたに)、鹿背山(かせやま)瓦窯跡の4カ所。五つの窯跡で見つかった窯は計25基にのぼり、平城京周辺の瓦窯史跡では最大級となる。

 発掘調査などから、生産された瓦は平城宮の建物や興福寺に使われていたことが分かっている。窯跡群はいずれも平城京の北にあり、瓦を運搬するのに便利な地域だったとみられ京都府文化財保護課は「平城京の瓦の一大産地と位置づけられる」としている。

 滋賀県では「高島市針江・霜降の水辺景観」(高島市)が重要文化的景観に選定される。範囲は水路が張り巡らされた針江・霜降の集落、集落を流れる針江大川、水田、ヨシ群落など計295・9ヘクタール。多くの民家には、川端(かばた)と呼ばれるわき水をため込んだ独特の炊事場がある。