草餅を焼く、天平の色に焼くー有馬朗人

N新聞共同体、平城京手本に - 東アジア将来像で知事/ERIAフォーラム
2010年7月5日 奈良新聞

 東アジアの将来像を話し合う「ERIA(東アジア・ASEAN経済研究センター)リージョナルネットワークフォーラム」が4日、奈良市春日野町の県新公会堂で開かれ、16カ国の経済研究者や文化人らが、持続的な発展に向けて活発な議論を交わした。

 ERIAは東アジアの経済統合のための政策研究・提言を行うシンクタンクとして日本など16カ国で平成20年に設立。フォーラムはERIA、県、関西経済連合会平城遷都1300年記念事業の一環として共催した。県内開催は初で、約300人が参加した。

 基調講演で、荒井正吾知事は東アジアの多様な文化を受容、融合して誕生した国際都市としての「平城京」を紹介。「宗教や民族間の葛藤(かっとう)を和の精神を持って乗り越えた」歴史を振り返り、そうした背景が東アジア共同体の構築のモデルとなる可能性を示唆…

参考
http://www.eria.org/
ERIAリージョナルネットワークフォーラム2010のご案内
東アジア・ASEAN経済研究センター(ERIA)は東アジアの経済統合推進を目的に、地域の課題分析、政策の立案や政策提言を行うシンクタンクとして、主に日本政府の出資により、インドネシアジャカルタに2008年設立された国際機関です。
高い経済成長を続ける東アジアは「世界の成長センター」として、世界経済を牽引する役割を期待されており、また、東アジアの個性、独自性を生かした新たな地域統合のあり方も模索されています。奈良フォーラムでは、大陸との交流を通して、ユーラシアの各地から様々な文化・文明を取り入れ、発展させた平城京の時代の知恵に学び、「21世紀の東アジア共同体は経済的、文化的側面において如何にあるべきか?」について、東アジア16カ国の著名な研究者が活発な議論を展開します。
会員の皆様はじめ、ご関心のある皆様にぜひご参加賜りますようお願い申し上げます。

                記
<日 時> 2010年7月4日(日)13:30〜17:30 (受付開始 13:00)
<会 場> 奈良県新公会堂能楽ホール
<主 催> 東アジア・ASEAN経済研究センター、奈良県、社団法人関西経済連合会
<定 員> 450人(申込者多数の場合は抽選)
<参加費> 無料
<プログラム>(日英同時通訳サービスあり)
オープニングアトラクション(13:30〜13:45)
筑前琵琶上原まり
基調講演(13:45〜14:15)
? 「国際都市平城京の位置づけと21世紀への示唆(仮題)」
荒井正吾奈良県知事)
? 「東アジア共同体の基盤となる日本とASEANの文化的共通性について(仮題) 」
有馬朗人(元文部大臣)
? 「ASEANの経済統合とERIAの役割について」
H.E.Dr. Surin Pitsuwan(ASEAN事務総長)

Session? 東アジア文化共同体の実現に向けて(14:30〜15:45)
? 「東アジア文化共同体の実現に向けて(仮題)」
藤田昌久(独立行政法人経済産業研究所所長)
? 「東アジア中間層拡大の見通し」
Dr.Ponciano S.Intal Jr.(ERIA シニアリサーチャー)
? パネルディスカッション
  コーディネーター:Dr.Josef Yap(フィリピンPIDS所長)
  パネリスト:Dr.Biswjit Dhar(インドRIS所長)、Dr.Zakariah Rashid(マレーシア MIER 所長)、Dr.Nipon Poapongsakorn(タイTDRI所長)、本間正明(財団法人関西社会経済研究所所長)

Session? 東アジアの経済統合とコネクティビティー(接続性)について(16:00〜17:15)
? 「何故東アジアの経済統合は必要か」
Dr.Jenny Corbett(オーストラリアANU日本研究センター所長)
? 「アジア総合開発計画について」
木村福成(ERIAチーフエコノミスト、慶応大学教授)
? パネルディスカッション
  コーディネーター:Prof. Gary Hawke (NZ ウェリントン・ビクトリア大学 政策大学院長)
  パネリスト:Dr. Hank Lim(シンガポール SIIA 研究部長)  Dr. Li Xiangyang (中国 CASS アジア太平洋研究所所長)  Dr. Chang Jae Lee (韓国 KIEP 上級研究員)  大坪清(社団法人関西経済連合会副会長、レンゴー株式会社代表取締役社長)

総括及び閉会(17:15〜17:30)
? 「現代的共同体形成とERIAの役割」 H.R.H. Samdech Norodom Sirivudh(カンボジア
? 「閉会あいさつ」 西村英俊(ERIA 事務総長)

<参加申込及び詳細>こちらよりお申し込みできます。
<お問い合わせ先>ERIA奈良フォーラム事務局 06-6375-9477


Translation From the document delivered


筑前琵琶上原まり
基調講演(13:45?14:15)
① 「国際都市平城京の位置づけと21世紀への示唆
The 8th Cent.Cosmo polis, Nara: Heijo-kyo and 21st Cent.Global Society仮題)」
荒井正吾奈良県知事)
② 「東アジア共同体の基盤となる日本とASEANの文化的共通性について(Cultural common basis between ASEAN and Japan toward Community Building in
East Asia」
有馬朗人(元文部大臣)
③ 「ASEANの経済統合とERIAの役割について(Economic Intrgration in ASEAN and the Role of ERIA
H.E.Dr. Surin Pitsuwan(Secretary General of ASEAN 事務総長)

SessionⅠ 東アジア文化共同体の実現に向けて(14:30?15:45)Towards the Promotion of Cultural Community in East Asia
① 「東アジア文化共同体の実現に向けて(Towards the Development of East Asia Cultural Community )」
藤田昌久(独立行政法人経済産業研究所所長)
② 「東アジア中間層拡大の見通し(Outlook of the expansion of Middle Class in East Asia
Dr.Ponciano S.Intal Jr.(ERIA シニアリサーチャー)
③ パネルディスカッション
  コーディネーター:Dr.Josef Yap(フィリピンPIDS所長)
  パネリスト:Dr.Biswjit Dhar(インドRIS所長)、Dr.Zakariah Rashid(マレーシア MIER 所長)、Dr.Nipon Poapongsakorn(タイTDRI所長)、本間正明(財団法人関西社会経済研究所所長)

SessionⅡ 東アジアの経済統合とコネクティビティー(接続性)について(Economic Integration and Connectivity in East Asia
① 「何故東アジアの経済統合は必要かWhy Economic Integration in East Asia needed?」
Dr.Jenny Corbett(オーストラリアANU日本研究センター所長)
② 「アジア総合開発計画について(Comprehensive Asia Development Plan」
木村福成(ERIAチーフエコノミスト、慶応大学教授)
③ パネルディスカッション
  コーディネーター:Prof. Gary Hawke (NZ ウェリントン・ビクトリア大学 政策大学院長)
  パネリスト:Dr. Hank Lim(シンガポール SIIA 研究部長)  Dr. Li Xiangyang (中国 CASS アジア太平洋研究所所長)  Dr. Chang Jae Lee (韓国 KIEP 上級研究員)  大坪清(社団法人関西経済連合会副会長、レンゴー株式会社代表取締役社長)

総括及び閉会(17:15?17:30)
① 「現代的共同体形成とERIAの役割」 H.R.H. Samdech Norodom Sirivudh(カンボジア
② 「閉会あいさつ」 西村英俊(ERIA 事務総長)
最前列の発言者としてMs.Johariah Wahab ブルネイ外務貿易省部長代理
Dr.Raymond Atje インドネシア戦略国際問題研究子経済研究部長
加賀美充洋日本貿易振興機構アジア経済研究所バンコク研究センター長
林哲三郎日本貿易振興機構理事
Dr.Leeber Leebouapaoラオス国立経済研究所副所長
Dr.Wang Yuzhu 中国社会科学院アジア太平洋研究所准教授兼地域協力研究部長

来賓として俳人の茨木和生、対馬康子各氏のほか、角川「俳句」編集長の河合誠、齊藤慎爾深夜叢書社代表、筑紫磐井(Tsukushi Bansei)氏=実は国谷実・文科省科学技術政策研究所前所長で第3回正岡子規俳句賞受賞者という、不思議な言霊集団のリストがあり、特に一番最後の方の名からは筑紫磐井の乱を連想して、議論からしばしば意識がそれたため、かつ、電源が切れるなどしていたため忠実な概括は不可能である。
しかし、プレス席は最初の知事の発言あたりは地元新聞の若い記者が聞いていたが、後半になると
完全に空席であった。
可能な限り復元してみる。
司会は平塚大祐日本貿易振興機構アジア経済研究所研究企画部長
知事の基調報告を受けて
俳人でもある有馬朗人・元文部大臣が詩形式における中国、韓国、日本の「型」という共通項を述べ、
NARAコスモポリタン賞を提唱。
最後に西村氏が閉会宣言とともにこの概要を説明した。
これは隔年で開催されるという点でNARA万葉世界賞と重なるが、
コスモポリス」という概念が「シルクロード」とともに
通名詞になることを期待しよう。
県のHPに
http://www3.pref.nara.jp/hodo/dd.aspx?itemid=34803#itemid34803
とあるが、ここにおける詳細リンクは出てこない。