http://www.manyo.jp/gakugei/H23-anno.htm
平成23年4月28日(木)〜 6月26日(日) 

特別展  安野光雅 日本のふるさと奈良
           
 画家であり、絵本作家としても有名な安野光雅は、一方で深い思索と省察に裏打ちされながら、天性のユーモアに彩られた文筆活動でも知られています。その安野が近年、特に力を入れているのが明日香をはじめとする「日本のふるさと」とも言うべき奈良の風景です。ここ10年以上にわたりたびたびスケッチに訪れ、2009年には『明日香村』(日本放送出版協会)を上梓し、『産経新聞』紙上で「日本のふるさと奈良」を連載しました。そこには、親しみやすい絵だけでなく、珠玉の文章も添えられました。今回の展覧会は、スケッチの拠点としてたびたび立ち寄った万葉文化館において開催する奈良シリーズの集大成ともいうべきものです。安野光雅は1926年(大正15)島根県津和野町生まれ。旧制山口師範学校研究科を修了。1968年『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビューし、以後、公刊された著書は200冊を超え、国際アンデルセン賞、ケイト・グリナウェイ賞、菊池寛賞など国内外での受賞歴は枚挙にいとまがありません。今回は、近年の奈良の風景スケッチ原画に加えて、奈良が舞台にもなり、また、日本画で描いたことで安野光雅の新境地とも評される「繪本平家物語」を採り上げ、その作品世界をご紹介します。

                  
スペシャトークショー
   平成23年 6月 5日(日) 午後2:00〜
        対談 安野光雅氏(画家)
           大矢鞆音氏(津和野町立安野光雅美術館館長)
                 
  ※聴講には特別展観覧券が必要です。事前お申込は不要です。
  ※当日午後1時30分より受付 定員100名