http://www.nara-wu.ac.jp/proteome/aprp/shimpo.html


シンポジウム 「墨と膠」

日時:平成23年5月21日(土) 13:00〜17:00
会場:奈良女子大学記念館2階 講堂

  • プログラム-

「宋墨の謎に迫る―新出土資料から―」
  松尾良樹(奈良女子大学

「膠のコラーゲンから読み取る科学文化社会情報」
  中澤 隆(奈良女子大学

元興寺文化財研究所と膠」
  植田直見(元興寺文化財研究所

「川面美術研究所と膠」
  多田牧央(川面美術研究所)


 中国の墨の最高峰は明末に造られた「明墨」とされてきました。近年それ以前の墨の状況が少しずつ判明してきました。本シンポジウムの前半では宋墨の謎に迫ります。 墨の製造や文化財の修復に不可欠の接着剤である膠。その製造が現在危機に瀕しています。シンポジウムの後半では、膠を使用し、製造の経験を有する二つの研究所の報告、最新の科学分析を通して膠について考えます。