明日香村長選

明日香村長が辞職願 森川氏は立候補表明 奈良

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 明日香村の関義清村長(70)が16日、辞職願(同日付)を村議会の小西弘一議長に提出した。任期は来年5月12日までだが、今年7月に「村政の道筋をつけることができた」とし、退陣を表明していた。

 関村長は平成4年5月に初当選し、現在5期目。「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界文化遺産登録に向け、尽力するなどした。

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 村長の辞職に伴う村長選は、10月18日告示、同23日投開票の予定で、この日、元県立医大法人企画部長で新人の森川裕一氏(55)が村長選への立候補を表明した。

 森川氏は「人口の減少や耕作放棄地が増えるなど地域活力が低下している。若い活力がないことに危機を感じた。自分にできることがあるのではないか」と出馬の理由を説明し、「日本一働きやすく活動しやすい元気な明日香をつくる」としている。.

最終更新:9月17日(土)7時55分
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毎日新聞では
関・明日香村長:任期途中で辞職 森川氏が立候補表明 /奈良

 明日香村の関義清村長(70)は16日、小西弘一議会議長に辞職願いを提出し、受理された。「5期20年で区切りとしたい」と任期途中での辞職を表明していた。一方、県立医科大法人企画部長を15日に退職した森川裕一氏(55)=明日香村栢森=が16日、同村長選(10月18日告示、23日投開票)に無所属で立候補することを表明した。

 関村長は10月11日に退任し、皆己親重副村長が職務代理者となる。

 森川氏は81年に京大大学院工学研究科修了後、県職員に。総合政策課長などを歴任し、10年4月から県立医科大法人企画部長。

 立候補について「高齢化が進むなど地域活力の低下が著しく、村の未来像に危機感を持った」と説明。「地方行政に関わった30年の経験を生かし、次世代を担う子どもたちが希望を持てる明日香づくりに全力で取り組みたい」と話した。【山本和良、石田奈津子】