第8回ふるさとカフェ  


   
   
   奈良を“ふるさと”とされる著名人や奈良にゆかりのある有識者をお招きし、荒井知事とともに、「奈良の今」、「奈良のこれから」
   「奈良への思い」を語っていただきます。
 
    今回のゲストは、
          株式会社ワイズスタッフ代表取締役社長  田澤 由利 さん です。   


 日 時    平成24年 2月16日(木) 13時30分〜14時30分

 会 場    登大路ホテル (奈良市登大路町40-1)

 対談者    田澤 由利  氏 (株式会社ワイズスタッフ代表取締役社長)
          荒井 正吾    (奈良県知事)

コーディネーター 都築 由美 氏(アナウンサー)

後の地域ぐるみでの子どもを育てる体制づくりを考えます。平成24年2月8日
自然環境課自然環境係
電話:0742-27-8757 ダイヤルイン

奈良県希少野生動植物保護専門員会議の開催

・開催日時  平成24年2月16日(木) 午後1時30分から

・開催場所  奈良県中小企業会館 4階 小会議室
   奈良市登大路町38−1  TEL:0742-22-4661

 ・議  事
     (1)「生物多様性なら戦略」(仮称)の素案について

   ・そ の 他

    ・会議の公開等について
(1)本会議は、原則として公開します。
(2)傍聴の定員は、10名。傍聴希望者が定員を超える場合は、抽選により決定します

遺跡等マネジメント研究集会(第1回)

「自然的文化財のマネジメント」

開催趣旨
今年度から開催する『遺跡等マネジメント研究集会』は、『遺跡整備・活用研究集会』での成果
を受けつつ、遺跡をはじめとする記念物やその他の遺産の保護について、総合的・包括的・横断
的な観点からのマネジメントを通じた取組の在り方などを検討することとしている。
その第1回のテーマを「自然的文化財のマネジメント」としたのは以下のような背景による。
近年、日本における文化遺産保護の検討は、地域における文化財の総合的把握との文脈におい
て取り組まれつつある。それまでのさまざまな取組を総合する方策として、文化財行政施策の「歴
史文化基本構想」や地域づくり施策の「歴史的風致維持向上計画」などの枠組みが定着しつつあ
る。遺跡整備の諸課題についての検討も、もはや、遺跡そのものの保存やその活用ということに
とどまらず、地域における総合的な文脈において取り組まれるのが普遍的な趨勢となりつつある
と言える。すなわち、その地域にあって密接な関連を有する文化的・自然的な資産との総体にお
いて検討するという姿勢である。しかし、それらの取組においては、史跡や建造物など、いわゆ
る歴史的な遺産として比較的認知されやすいものを主体として構成される事例が多く、地域がそ
の成り立ちの根本的背景としてきた自然的なもの、あるいは、その地域の風土を代表する自然的
な資産との関係が、ややもすると付属的に取り扱われることも少なくないように思われる。
このような地域における自然的な資産の把握やその保全については、文化的な資産との密接な
関連を念頭に、国際的な取組においてもさまざまな観点が導入されるようになってきた。例えば、
2010 年10 月に「山陰海岸ジオパーク」が加盟認定された『世界ジオパーク・ネットワーク』(Global
Geopark Network/GGN)や、2011 年6 月に「能登里山里海」と「トキと共生する佐渡の里
山」が登録決定された『世界重要農業資産システム』(Globally Important Agricultural Heritage
Systems/GIAHS:国連食糧農業機関[FAO]の提唱による。)などである。これらは、2010 年
の国際生物多様性年(International Year on Biological Diversity)において議論が重ねられてき
たように、生物多様性や自然環境保全と、地域の生活や文化(あるいは、その表象たる文化的資
産)との密接な関わりを示すものとして注目されている。そして、このような流れは、国際的な
協力体制の下に文化と自然の遺産の一体的な保護を目的とした『世界の文化遺産及び自然遺産の
保護に関する条約』における取組にも通じるものでもある。いまや、地域における文化と自然の
保護に関する検討は、相互の関係を前提として検討されるべきであるという理解が普遍的に拡が
りつつあるといっても過言では無い。その背景にあるのは、例えば、世界の持続的発展を検討す
る上で極めて重要な生物多様性と文化多様性とが本質的かつ密接な繋がりを有しており、地域の
文化が自然環境保全と不可分の関係にあるという認識などである。
一方、韓国においては、2000 年代以降、文化財保護に関する包括的な議論が行われ、従来の文
化財(Cultural Property)を国家遺産(National Heritage)と呼称することとし、近年におけ
る国内外のさまざまな情勢や急速に変化する社会に応じた新たな枠組みが検討される中で、それ
らの遺産を文化と自然の分野に大別することで合意し、文化財庁においては、特に文化遺産と自
然遺産の架け橋となるべき重要な名勝の指定と保護に関する取組が強力に推進されている。また、
このような流れを受け、国立文化財研究所においては、自然遺産に関する研究を重点的に推進す
るため、2006 年に「天然記念物センター」(천연 기념물 센터/Natural Heritage Center)を設
置するとともに、自然文化財研究室[「部」に相当]を新設し、さまざまな取組が推進されている。
また、日本国内において文化財としての取扱いに戸惑いが示されることの少なくない天然記念
物や自然的名勝などの自然的文化財の保護についても、近年、その取組が大きく進展している。
以上のようなことを踏まえ、今回、天然記念物や自然的名勝の保存や活用に関する日本と韓国
における検討を主軸として、両国の取組の比較検討を通じ、「自然的文化財」(あるいは、「文化財
としての自然的な資産」)のマネジメントの在り方について検討したい。
平成23年度 遺跡等マネジメント研究集会(第1回)
a.開催期日:平成24年(2012) 2月16日(木)〜17日(金)
b.開催場所:平城宮跡資料館講堂
c.テーマ:「自然的文化財のマネジメント」
d.事務局:奈良文化財研究所文化遺産部遺跡整備研究室
e.構成案:(韓国語→日本語には逐次通訳)
平成24年(2012) 2月16日(木)
12:30〜13:30 開場・受付
13:30〜13:35 開会挨拶 小野 健吉(奈良文化財研究所文化遺産部長)
【趣旨説明等】 (仮)「自然的文化財の保護」について
13:35〜14:05 平澤 毅(奈良文化財研究所・遺跡整備研究室長)
【基調講演】(60 分) (仮)文化財と自然
14:05〜15:05 亀山 章(東京農工大学・名誉教授)
【休憩】15:05〜15:20
【講演①】(50 分) (仮)日本における天然記念物の保護
15:20〜16:10 桂 雄三(文化庁記念物課天然記念物部門・主任文化財調査官)
【講演②】(75 分) (仮)韓国における自然文化財に関する近年の取組
16:10〜17:25 李 偉樹(大韓民国・国立文化財研究所・自然文化財研究室長)
18:00〜20:30 情報交換会(於:平城宮跡資料館講堂、個人会費制)
平成24年(2012) 2月17日(金)
【事例研究①】(60 分) (仮)〈韓国の事例〉韓国の「村の森」
9:30〜10:30 張 美娥(大韓民国・国立文化財研究所)
【事例研究②】(45 分) (仮)〈日本の事例①〉コウノトリの郷[兵庫県豊岡市
10:30〜11:15 松井 敬代(豊岡市教育委員会 文化振興課)
【事例研究③】(45 分) (仮)〈日本の事例②〉糸魚川ジオパーク新潟県糸魚川市
11:15〜12:00 竹之内 耕(糸魚川市教育委員会 博物館)
12:00〜12:10 講演の要約[事務局(青木達司)]+(質問票回収)
【休憩】12:10〜14:00
【総合討論】《自然的文化財の保護》(115 分)
14:00〜15:55 座長:平澤 毅 + 講演・報告者
15:55〜16:00 閉会挨拶 平澤 毅(奈良文化財研究所遺跡整備研究室長)
Management Research Symposium for Cultural Sites in fiscal 2011 (the 1st)
a. Date: 16-17, February, 2012
b. Site: Hall in the Material Pavilion of the Heijo Palace site
c. Theme: "Management of Natural Heritage as Cultural Properties"
d. Secretariat: Sites Management Research Section, Department of Cultural Heritage,
Nara National Research Institute for Cultural Properties
e. Composition Idea