http://www.jfkc.jp/ja/news/2012/09/15-1.html
国際交流基金関西国際センター設立15周年記念講演会「古事記―忘れ去られたアエネイス? ~フランスからの提言~」が京都大学時計台ホールで開催された。<2012年は、現存する日本最古の作品「古事記」が編纂されてから1300年目にあたります。
国際交流基金関西国際センターでは、フランス国立東洋言語文化大学から、「古事記」のフランス語共訳者で、フランスにおける日本古代史研究の権威であるフランソワ・マセ教授をお招きし、「古事記」をアエネイスhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%82%B9と対照しながら、編纂の背景と「読み」の変遷、そして日本神話のもつ豊かな意味/イメージの再生についてご講演いただきます。
本事業は、国際交流基金関西国際センター設立15周年記念事業、「フランス国立東洋言語文化大学(INALCO)」http://www.inalco.fr/ina_gabarit_espace.php3?id_rubrique=3の第40回国際交流基金賞受賞記念事業として実施するものです。
フランソワ・マセ(François Macé)
1947年生まれ。1989年よりフランス国立東洋言語文化大学日本語・日本文化学部教授。1990−1997 年、学部長。主に明治以前の思想史と宗教学の講義担当。著書に、 「上代日本における死と葬送儀礼」(POF、1986)、「古事記神話の構造」(中央公論社、1989)、「文明ガイドー江戸時代の日本」(美枝子・マセと共著、ベール・レートル、2006)などがある
http://www.ifjk.jp/>

アンスティテュ フランセ
館長が冒頭挨拶。
「設立15周年、国際交流基金賞を受賞。
フランス国立東洋言語文化大学は言語はじめ文化文明の研究でも有名、その中心であるマセ先生の講演。
日本の神話、伝統に関する研究、祭りに関する本を注文したことを記憶している。
古事記の解釈については九条山滞在する研究者が関心を持っている。
マセ先生は神話をナノのレベルで研究されている。
古事記をわかりやすく語ってくれることを期待する」と挨拶。
「日本の伝統を学ぶという手法を学んだ」という教え子の国際日本文化研究センター准教授がマセ教授の人となりを紹介して本題に移った。