http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/12527.html来年10月4日・5日に第4回古代山城サミットをこの高松の地で開催する運びとなり,そのプレイベントとして現地見学会とシンポジウムを開催いたします。
  西暦663年の白村江の戦いを契機として築城された日本の古代山城は朝鮮半島に築城技術の起源をもち,日本列島では北部九州から瀬戸内海沿岸に分布がみられます。屋嶋城跡はその古代山城のうち『日本書紀』に記載の残る重要な山城の一つです。
  1日目の現地見学会ではこれまでの発掘調査によって明らかとなった屋島南嶺の各所に残る屋嶋城跡の遺構をご案内いたします。
  2日目のシンポジウムでは古代史の視点から古代山城が築かれた時代について考えてみたいと思います。天智天皇が国防政策として屋嶋城をはじめとした古代山城を築城した時代,そして,壬申の乱を経て,天武・持統天皇の治世は国家形成期と呼ばれ,古代国家の体制が形作られていく時代です。中央と讃岐という視点から屋嶋城が築かれた時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。



http://www.my-kagawa.jp/event/event.php?id=464イベント名称 古代山城プレサミット
開催期間 ①平成24年11月23日(金)
平成24年11月24日(土)
開催場所 ①屋島南嶺 集合場所:屋島寺源平合戦供養碑前広場
②かがわ国際会議場(高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー棟6階)

お問合せ先 高松市教育委員会教育局文化財課 087-839-2660
高松市埋蔵文化財センター 087-823-2714
お申込み先

交通アクセス JR高松駅より徒歩約3分,ことでん高松築港駅より徒歩約5分
イベント内容 ① 屋嶋城跡現地見学会
 屋島南嶺山上に残る屋嶋城跡の遺構について,高松市教育委員会文化財専門員が解説・案内します。
② 古代山城プレサミット
 古代山城が築城された国家形成期といわれる天智天皇から,壬申の乱を経て,天武・持統天皇の時代を中央と地方という視点から,専門家を交えて探っていきます。
 オープニング 屋島小学校児童による「屋島賛歌」合唱など
 基調講演 石上英一「古代山城築城と古代国家の形成」,シンポジウム


四国新聞記事
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/culture/20121125000089古代山城プレサミット(高松市教委主催)のシンポジウムが24日、香川県高松市サンポートのかがわ国際会議場で開かれ、東京大名誉教授の石上英一さんによる講演などが行われた。石上さんは、屋島城(やしまのき)跡(同市屋島東町)などで古代山城の研究が活発に進んでいることに触れ、「歴史文化を正しく知ることは、地域に誇りをもたらす」などと強調した。

 シンポジウムは古代山城の魅力を広め、来年10月に高松で開催が予定される第4回古代山城サミットの機運を高めようと企画。市民約250人が参加した。

 「古代山城築城と古代国家の形成」と題した講演の中で、石上さんは「山城跡は西日本に30程度残っており、全国的に研究や復元が進んでいる」と紹介した上で、大陸からの侵攻に備えるなど「戦争のための城という認識だけでは国際的にも誤解を生む」と指摘。「屋島城が当時の人々の暮らしにどんな影響を与えていたかなど、幅広い観点から捉えることが重要」と述べ、戦争遺跡以外の面での解明が進むことに期待を寄せた。

 シンポジウムでは屋島小学校の6年生約40人も登壇。源氏軍と平家軍に分かれて『平家物語』を群読するなどし、屋島の歴史や絶景ポイントを紹介した。

 プレサミットは2日間の日程で開催され、23日は屋島城跡関係遺構で現地見学会が行われた。











http://www.nara-wu.ac.jp/kodai/center/kodai20121124.pdf
http://www.nara-wu.ac.jp/kodai/center/kodai20121124.pdf