らじるから→5/10(日) 5/16(土) 「明るい<晩年>に向かって」
講演:林 望(作家・国文学者)
60代の後半に入った林さんにとり、明るい晩年の良き手本は亡き父・雄二郎さんである。情報化社会を予見した未来学者としても知られる雄二郎さんは、平成23年に95歳で亡くなった。散歩や読書を楽しみ、常に新しいことを仕入れては家族団らんで話すなど、生き生きと暮らしていた父の人生を振り返りつつ、誰もが予期できない「死」、そして天命をまっとうするためにも大切な「健康」について語る。
5/17(日) 5/23(土) 「声で伝わるあなたの気持ち〜朗読・読み聞かせから気づくこと〜」
講演:見澤 淑恵(朗読家)
「朗読」や「読み聞かせ」の際、内容を聴き手に正確に伝えるためには、言葉と文脈に沿った表現でなければならない。しかし、これは朗読や読み聞かせに限ったことではなく、日常生活で誰もが経験していることである。例えば、「ありがとう」をどのような声、リズム、音程で表現するかにより、そのイメージは何種類にもなる。自分の気持ちを伝える「声」について考えてみる。
5/24(日) 5/30(土) 「カラダにおいしい!おうちごはん〜笑顔と健康をつくる毎日の食事〜」
講演:浜内 千波(料理研究家
40kg以上の減量に成功した自身の経験などから、日々の食事の大切さを痛感した浜内さんは「家庭での毎日の料理の積み重ねが、家族の健康をつくり、明るい会話のある家庭を築く」と語る。今回は、そうした経験に基づいた「家庭料理」へのこだわりや、その「家庭料理を、きちんと伝えたい」という思いから開いた料理教室でのエピソードなどを通して、食事がもたらす幸せについて考える。
5/31(日) 6/6(土) 「昭和史から学ぶこと」
講演:保阪 正康(ノンフィクション作家・評論家)
ノンフィクション作家・評論家として、主に昭和史の事象、事件、人物に題材を求めてきた保阪正康さん。昭和という時代を知るために数多くの人に会い、実証的に検証を続けてきた保阪さんは、「記憶を父として、記録を母として、教訓という子どもを生むべきだと考えるに至った」と語る。その教訓を改めて確認し、次代へ継承していくためには何が必要か、どう行動していけばいいのか考える。