篤姫展@大阪最終日

http://www.mus-his.city.osaka.jp/
大阪歴史博物館で1日まで開催中。
本日の新日曜美術館も素晴らしく、歌麿が母子像、さらに働く海女像で
堂々と女性の美を描いて再登場する場面はさながら「鼻」「マクベス夫人」に対するスターリン政府による批判後に「森の歌」で政府も大衆もうならせたショスタコービッチを連想する。弾圧のなかでそれでもなお、人間の力を探し続けたアートのアート。
森川某の写真目も重要なメッセージであった。

6月1日(日) NHK教育 9:00〜10:00
喜多川歌麿・幻の作品発見▽美人大首絵誕生の秘密▽45アート
出演 / 檀ふみ 黒沢保裕
▽幕府の弾圧に抗して新たな表現を探り続けた浮世絵師・喜多川歌麿の魅力を解きほぐす。昨年、栃木市で、達磨(だるま)の衣をまとった女性の半身像を描いた歌麿の肉筆画「女達磨図」が発見された。鑑定の結果、歌麿が上半身だけを描いた美人画”大首絵”を生み出す直前の作品であることが分かった。「女達磨図」が描かれたころは、老中・松平定信による寛政の改革の時代で、ぜいたくが禁じられ、華美な浮世絵もご法度とされた。歌麿研究の第一人者、千葉市美術館の浅野秀剛氏は、規制をかいくぐるため、歌麿赤と黒の2色で「女達磨図」を描く中で、上半身だけで色香を表す構図に気付いたのではないかと推理する。それが大首絵につながっていったと見ているのだ。反骨の気概を色香に込めた歌麿に迫る。後8時から再放送。