◆古代官衙・集落研究会の第14回研究集会

【テ ー マ】  「官衙・集落と鉄」

鉄資源やその活用が、古代国家や社会を考える上で重要であることは、言を俟たない。
近年は、鉄製品の出土事例のみならず、鉄加工や鉄そのものの生産についても成果が蓄積されてきている。

今回の研究集会では、こうした近年の蓄積を踏まえ、鉄の生産と流通・消費 と 鉄製品の生産と流通・消費 という二つの観点に分けつつ
検討と議論を展開し、地方官衙や集落はどのような位置にあるのか、そうした遺跡で出土する鉄関連遺構・遺物をどのように評価すべきか、
あるいは評価の中で鉄生産・鉄製品の公的管理や再分配は認められるかなどの点について明らかにしていきたい。 日程 2010 年12 月10 日(金)・11 日(土)
12 月10 日(金)
13:00〜13:05 開会挨拶
13:05〜14:05 鉄生産総論 小池伸彦(奈良文化財研究所)
14:05〜15:05 北部九州の鉄 菅波正人(福岡市教育委員会
15:05〜15:20 〈休憩〉
15:20〜16:20 関東の鉄 曽根俊雄・小杉山大輔(石岡市教育委員会
16:20〜17:20 分析からみた古代の鉄生産技術について
鈴木みずほ((株)九州テクノリサーチ)