以下の

奈良文化財研究所企画調整部文化財情報研究室では、地理情報システム(GIS)の考古学分野への応用事例の紹介や関連技術・動向の勉強のため、毎年「遺跡GIS研究会」を開催。

【開催日時】

2011年11月18日(金)13:30〜16:30

【開催会場】

平城宮跡資料館講堂(奈良市佐紀町)(近鉄西大寺駅下車・東へ徒歩10分)

【プログラム】



宇野隆夫

国際日本文化研究センター教授
「日本の近代考古学を確立した濱田耕作は考古学を総合の学問分野として構想、各分野のプロフェッショナルからなるチームを編成し、総合的な調査・研究を
実践した。
その後、このチームで遺物学を担当していた梅原末治が濱田の後継者となったため、日本考古学は古物学の様相を強めることになった。濱田が構想した総合の学としての考古学は、
考古学GIS(Archaeology with GIS)によって復活と発展が可能であるとする。
福井県勝山市白山平泉寺(はくさんへいせんじ)の文化景観の発信事例について報告。


 GISを基盤とした考古情報の記録と発信
http://www.nichibun.ac.jp/research/faculty/staff1/uno.html


津村宏臣

同志社大学文化情報学部准教授



 石器3次元形状データと評価による接合関係検索とその評価実験



寺村裕史

国際日本文化研究センター機関研究員



 GPSを用いた遺跡測量の精度検証−岡山市・造山古墳群を例に−



藤本 悠

同志社大学 高等研究教育機構/文化情報学部 特別任用助教



 日本考古学におけるGISの10年
<大阪>

                                                                                                        • -

 平成23年度 応用物理学会関西支部シンポジウム
 「最先端の光研究とその将来」
  -次世代の光源・材料・デバイス開発の最新動向-
URL:http://jsap-kansai.jp/index.php?symp

                                                                                                        • -

最近、光に関する研究分野においては次世代の光源や材料、
バイス、さらには新しい活用法まで、研究が急速な発展を
遂げつつあります。
これら最先端の光研究を、わかりやすく紹介するとともに、
産業、大学における動向や課題について将来展望を議論します。

プログラム:
10:00 - 10:10 開会の挨拶
 応用物理学会関西支部長 中山 喜萬
10:10 - 10:55 窒化物半導体による発光デバイスの最近の展開
 京都大学 船戸 充、川上 養一
10:55 - 11:40 テラヘルツ波技術研究開発の現状と応用への展望
 情報通信研究機構 寳迫 巌
昼休み(11:40 - 13:00)
13:00 - 13:45 放射光XAFS分析の現状と産業応用
 高輝度光科学研究センター 本間 徹生
13:45 - 14:30 X線自由電子レーザーの概要と超高時間
  分解X線散乱実験の展望
 理化学研究所 田中 義人
休憩(14:30 - 14:45)
14:45 - 15:30 CMOSイメージセンサの現状と今後の展開
 奈良先端科学技術大学院大学 太田 淳
15:30 - 16:15 分子配向制御による有機EL素子の高性能化
 北陸先端科学技術大学院大学 松島 敏則、村田 英幸

[申込方法]
シンポジウム名、氏名、連絡先住所、ファックス番号、
電子メールアドレスを明記の上、電子メール or ファックスで
下記までお申込みください。

[申込先] 〒565-0871 吹田市山田丘2-1
大阪大学大学院工学研究科 応用物理学専攻内
応用物理学会関西支部事務局
TEL/FAX:06-4864-0125(火・木のみ)
e-mail:secretary@jsap-kansai.jp

[日時]:平成23年11月18日(金) 10:00 - 16:15
[場所]:株式会社 島津製作所 関西支社マルチホール
大阪市北区芝田 1丁目 1-4 阪急ターミナルビル 14F
阪急梅田駅前、JR 大阪駅、阪急梅田駅より歩いてすぐです。)

詳しくは URL:http://jsap-kansai.jp/index.php?symp

<香川>


アジア太平洋盆栽水石高松大会:鑑賞券前売り開始−−高松、来月18〜21日 /四国

 ◇2年に1度の国際大会

 高松市で11月18〜21日に開かれる盆栽の国際大会「第11回アジア太平洋盆栽水石高松大会」の1日鑑賞券の前売りが始まった。販売は11月10日まで。

 盆栽と水石を融合した実演や展示を行う2年に1度の国際大会で、40カ国以上から愛好家が訪れる。20年目の今回が日本初開催となった。高松市の鬼無、国分寺地区は、松の盆栽の生産で全国8割のシェアを誇り、生産者組合などが実行委員会を作っている。

 1日鑑賞券では、サンポート高松栗林公園玉藻公園を会場とする盆栽・水石展示会(玉藻公園栗林公園は別に入園料が必要)に加え、サンポート高松で開かれる講演会などに入場できる。

 19日は、香川大農学部の深井誠一教授が「人と花・緑との関わり」、日本水石協会の松浦有成副会長が「日本の水石」をテーマにそれぞれ講演。20日はダウン症の書家、金澤翔子さんと母泰子さんが「ダウン症の娘と生きて」と題して講演し、翔子さんが揮毫(きごう)を披露する。

 大人800円(当日1000円)、中高生400円(同500円)。小学生以下は無料。「道の駅源平の里むれ」など市内の観光施設のほか、ローソン、ファミリーマート、サークルK・サンクスの専用端末機で購入できる(JTB商品番号0230482)。問い合わせは実行委事務局(087・813・1787)。【

【四国経済インタビュー】


盆栽の国際大会へ 国内需要は下降も
2011年03月23日


第11回アジア太平洋盆栽水石大会実行委員会委員長 小西幸彦さん


輸出用に育てている五葉松=高松市鬼無町佐藤

 明治時代初めに「こんぴら参り」の土産物として生産が始まったとされる香川の「盆栽」。「BONSAI」などとして国際的に知られつつある。高松では11月に「第11回アジア太平洋盆栽水石大会」が開かれる。実行委員長の小西幸彦さん(69)に内容などを聞いた。(佐藤常敬)


 ――世界のどのような国・地域が参加するのですか?


 大会は1991年にインドネシアで初めて開かれ、2年に1度、これまでに香港、台湾、シンガポール、マレーシアなどで開催されています。欧州などでも「BONSAI」は知られています。高松の大会は11月18〜21日に開かれ、サンポート高松栗林公園玉藻公園などが舞台です。約40カ国から1千人を超す来場を見込んでいます。


 ――盆栽を取り巻く環境はどうですか?


 香川県は松の盆栽で全国シェアの約80%を誇る有数の産地です。けれど、後継者不足など農業と同じような問題に直面しています。生産が盛んな高松市の鬼無・国分寺地区では20年前には生産者が400軒ありましたが、今では約150軒に減りました。しかもその多くで後継者がいません。国内需要の落ち込みによって、最近の販売先は大半がホームセンターですが、5千円までの比較的安い鉢しか売れなくなりました。そのホームセンターもこの不景気で注文が減っています。


 ――輸出の状況などはいかがですか?


 80年代半ばに円安をきっかけに欧州への輸出を試みました。検疫上の問題から、欧州では虫がつきにくく葉が5枚一組になっている五葉松の盆栽しか輸入が認められていません。この盆栽は畑で成長させてから鉢に植え替え、さらに育てる必要があり、完成までに約10年を要します。コスト的な負担は大きいです。


 それでも、「盆栽=高齢者の趣味」といったイメージも強い日本と違って、欧州では子供も興味深く手に取ってくれます。


 最近は、経済成長が著しい東南アジアの業者がわざわざ香川まで買い付けに来てくれます。


 ――大会は盆栽の売り込みにも一役買いますね


 香川の盆栽は、鉢植えで育てるのではなく、畑で育てるというのが特徴です。他の産地よりも早く、大量に作れる利点があり、注文にも対応しやすいです。こうしたことから、埼玉など他の産地で買い付けていた海外の業者が、香川にもやって来るようになりました。数百本単位で購入していくアジアの業者もいます。


 今後、各国の検疫上の条件の研究を深めるなどし、新たな需要に応えられる体制を産地全体で作っていきたいと考えています。以前、フランスの街角のベランダで高松・鬼無産の盆栽が飾られているのを見ました。うれしかった。大会を機に、香川の盆栽を世界市場に一層浸透させたいです。



 ◇第11回アジア太平洋盆栽水石大会実行委員会委員長 小西幸彦さん◇


 高松市鬼無町出身。幼い時から盆栽と親しんできた。現在「小西松楽園」の3代目。家族4人で約1ヘクタールの土地に黒松や五葉松を中心に栽培し、欧州や東南アジアへも輸出している。今回の大会に向けては2008年に準備委員会が立ち上がり、昨年から大会の実行委員長をつとめる。