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国際書法交流奈良大展:きょう開幕 世界の墨書が競演、北陸の7書家も力作 /北陸
 平城遷都1300年を記念し、世界20の国・地域の書作品を一堂に展示する「第9回国際書法交流奈良大展」(毎日新聞社、財団法人毎日書道会、国際書法家連合総会主催)が14日、奈良市登大路町の奈良県文化会館で開幕する。北陸から7人の書家も出品作家に選ばれ、記念の年にふさわしい力作を出品している。

 同展は、書を通じた国際交流が目的で、90年にシンガポールで開催されて以来、北京、東京、ソウルなど世界各国で開催。今年は平城遷都1300年に合わせ、シルクロードの終着点、奈良が会場に選ばれ、計477点が多様な書表現の美を競っている。日本からは福井県出身の稲村雲洞・毎日書道会最高顧問ら213人が作品を寄せた。

 北陸から出品しているのは、毎日書道会総務、浜谷芳仙さん(富山県射水市)=前衛書、同会評議員、青柳志郎さん(富山市)=漢字=のほか、毎日書道展審査会員の江幡春濤さん(富山県魚津市)=近代詩文書▽押田雪峰さん(富山市)=同▽葛巻瑞法さん(福井県坂井市)=漢字▽廣野梨川さん(富山市)=同▽山本大廣さん(福井県鯖江市)=前衛書−−の7人。いずれも活躍中のベテラン書家で、国際的感覚に裏打ちされた作品で、会場を彩っている。同展は19日まで。入場無料。【青山郁子】

毎日新聞 2010年10月14日 地方版